建築活動委員会
令和5、6年度 委員紹介
委員長 米山 正一
副委員長 木下 洸司
委 員 有賀 真人
委 員 島崎 敏一
委 員 本間 康博
委 員 藤田 めぐみ
担当副支部長 井上 ゆう子
委員会紹介
◆委員会紹介◆
建築活動委員会は、建築に関わる皆様の知識の向上、 技術力の向上の支援を行うことを目的として、 各種講習会・セミナーを企画・開催しています。 決してむずかしくなく、楽しい勉強会を行いたいと 思いますので、ぜひ参加してください。 今後も皆様のこんなことを学びたい等ご希望があれば 企画してまいりたいと思いますのでご連絡ください。
1、建築文化賞 受賞報告会の企画・開催
2、建築・建材展 視察研修会の企画・開催
3、その他、建築士の技術向上のためのセミナー(勉強会)の企画・実施
活動報告
「上伊那支部 応急危険度判定士 災害時の初動体制の顔合わせ会」
2015-06-05
「タブレット活用入門講座」
2012-12-19
12月19日、伊那市「きたっせ」にて、建築活動委員会の企画による第1回タブレット活用入門講座が開講されました。
今日、スマートフォンやタブレット端末の普及により新たなネット時代が到来しています。それらを仕事や私生活に有効活用する術を身に着けること、それは私たち建築士にも求められているスキルです。
今回はパソコンスクールの清水講師をお招きし、各人がタブレット端末を操作して便利で役に立つ多様なアプリケーション(ソフトウェア)を実体験しました。
学んだアプリ(無料)のいくつかを以下に紹介します。
① LINE(ライン):iPhone等で無料通話とメッセージ送信ができる
② Dropbox(ドロップボックス):インターネット上に自分専用のハードディスクを持てるサービス。 家と会社にそれぞれパソコンがあったり、スマートフォンを持っている方にとってはとても便利。
③ Google(グーグル)翻訳:ここまで進化していたのか。感激しました。通訳なんていりません。
④ bandicam(バンディカム):パソコン画面上のYouTube等の動画や静止画を記録・再生できる録画ソフト。
⑤ TeamViewer(PC遠隔操作ソフト):自宅のPC等で会社のパソコンを遠隔操作することができる。在宅勤務に最適。
IT機器やアプリソフトの進化は素晴らしい。いかに使いこなして仕事や生活を充実していくか。それは当人の挑戦心ややる気次第といえそうです。
学校トイレセミナー2012
2012-01-29
『学校トイレセミナー2012』 1月29日、伊那市「いなっせ」にて恒例の「トイレセミナー」が17名参加で開催されました。
TOTO社員の方を講師に迎え「地域と子どもたちに新しい財産を」をテーマに配布資料と映像により、学校を取り巻く状況・震災に備え、毎日の快適を支える トイレづくり・トイレが育てる子どもたち の3部構成で説明して頂きました。
特に改修工事では[防災機能の向上][環境配慮][快適性の維持]の3視点からの改修計画が重要で災害時における様々な人への配慮、乾式清掃のすすめ、環 境教育と連動したトイレ改修の効果等の盛り沢山な内容でしたが配布資料の一部が設問形式になっており、集中して受講できました。
私にとっては学校トイレ改修工事が進行中でⅡ期工事の設計中でもあり非常にタイムリーな講習会となり、大変参考になりました。 講師はもとより担当委員会の皆様、本当に有難うございました。そしてご苦労様でした。
これからも『会員にとって実になる講習会』の開催を期待しています。
小澤 輝洋
「伊那東小学校新校舎完成一般公開」を見学して
2011-04-12
4月12日、伊那東小学校新校舎完成にともない一般公開が開催されました。見学してまいりましたので、ふつつかながら報告を致します。
まだ基本計画も始まる前の第1回ワークショップから参加していたせいか、設計者でもないのに、完成引渡しが終了して「ホッ!」としたような気分になったのは不思議な感覚でした。・・・・と、云うのも、かなりの時間をついやして完成に至ったプロジェクトだったのも一因だと思われます。
まだ基本計画も始まる前の第1回ワークショップから参加していたせいか、設計者でもないのに、完成引渡しが終了して「ホッ!」としたような気分になったのは不思議な感覚でした。・・・・と、云うのも、かなりの時間をついやして完成に至ったプロジェクトだったのも一因だと思われます。
簡単に経緯を紹介します。
設計者をQSB(資質評価方式)で全国から公募して、「みかんぐみ」に決定したのが平成14年12月。第1回のワークショップが開催されたのが平成15年9月(約4年半前)。最終第9回のワークショップが平成16年3月。最初の基本計画提示が平成17年5月。工事着工が平成18年8月でした。かなりの時間・かなりの労力・かなりの人が係わりました。また、校舎の設計にあたってワークショップを通じて、さまざまな思いを計画に取り入れた事がこのプロジェクトの最大の特徴です。最近では聞き慣れた手法ですが、実際の例は少なく貴重です。実例として身近なものは「茅野市民会館」があげられます。この施設もオモシロイ建物なので見学にはお勧めです。
さて、実際出来たモノ(建物;学校)はどうだったのか?日本トップクラスの設計者(みかんぐみ)の設計とは?・・・確かに、平面的にも立体的にも様々な空間が用意され、それがつながっていって様々なシーンが展開されている。その中には最先端の技術も散りばめられていて・・・「なるほど!」の建物です。ですが、その程度の感想です。この建物を第3者としては、見られません。施主のような?設計者のような?かなり微妙な位置付けの建物になってしまいました。まんまとワークショップの術中にはまったみたいです。
そんな訳で、主観の感想が述べられない体になってしまいました。しかるに、「東小」を作るに当たって、大切にした事が設計者サイドから紹介されています。その事がどの様に建物に取り入れられているか、皆さんで検証してみてください。各自感想いは違うかと思いますが、色々な投げ掛けの有った建物だと云う事は間違い無いと思います。また、見学してない人は、今後見学する機会が有った時の資料にしてください。
さて、実際出来たモノ(建物;学校)はどうだったのか?日本トップクラスの設計者(みかんぐみ)の設計とは?・・・確かに、平面的にも立体的にも様々な空間が用意され、それがつながっていって様々なシーンが展開されている。その中には最先端の技術も散りばめられていて・・・「なるほど!」の建物です。ですが、その程度の感想です。この建物を第3者としては、見られません。施主のような?設計者のような?かなり微妙な位置付けの建物になってしまいました。まんまとワークショップの術中にはまったみたいです。
そんな訳で、主観の感想が述べられない体になってしまいました。しかるに、「東小」を作るに当たって、大切にした事が設計者サイドから紹介されています。その事がどの様に建物に取り入れられているか、皆さんで検証してみてください。各自感想いは違うかと思いますが、色々な投げ掛けの有った建物だと云う事は間違い無いと思います。また、見学してない人は、今後見学する機会が有った時の資料にしてください。
以下、「大切にした事」です。
①子どもの「居場所」をちりばめた小学校
・多様な教育シーンが展開出来るような居場所が内外部にちりばめられています。
②様々な工夫のされた教室群
・成長段階や機能に合わせた平面計画。空間スケールが変化する構造形式。オープンな図書館。
③ワークショツプによる地域、職員の意見を反映させた設計
・敷地の拡張や樹木の保存など、ワークショップを重ね得た、多くの意見が取り入れられています。
④保存による記憶の継承
・桜、石碑、遊具を残す事で、新旧児童や地域の伝統歴史を、つなぎ残します
⑤地域に開かれた学校へ
・新設の地域クラブを中心に、より地域に開かれ見守られる小学校を目指しました。
最後に、資料を提供していただいた「みかんぐみ」の担当者の方の一言を載せて、報告を終了します。
『久しぶりに懐かしい資料を見返して、改めて思いのつまった学校だなあと思います。今使っている子ども達や先生方にもこの思いが伝わる機会があれば良いなあと思いました。開校展でワークショップの展示でも出来ると良いかもしれませんね。』
唐沢 豊
『建築パース基礎講座』に参加して
2010-07-15
去る、7月に3回に亘り建築活動委員会主催による建築パース基礎講座が“いなっせ”に於いて多数参加のもと開催されました。
講師の羽生田由佳先生は、飯田市出身高遠町在住、武蔵野美大・代々木造形・イタリアフローレンス・京都造形芸大等にて美術全般を学び、デザイン絵画・舞台美術等など、現在は多方面に於いて活躍されております。このような経歴の先生より“パースの基本・目的・平面から立体へ・光と影・着色によるレタリングの表現”等が主テーマでした。
課題は、吉村順三氏の名作「軽井沢の山荘」。手書きの図面を使って、内装・外観パースを描くことでした。また、作成方法は視点・立点は自由とし、陰影・人・家具・植栽・小物等も描き、最後は着彩をし、最終日に提出することでした。
直ぐに取り組んだ方、私のように考えていて進まないメンバー等様々でした。そのうちに他の会員の描き方を横目に、先生からヒントを教えていただきながら平面 が立体となり、多少でも見られるパースになりました。講評会には、各自設定した視点・角度、どのようにイメージを持って取り組んだか感想など説明をしました。経験を積んでおられる方の作品は、実に素晴らしく説得力があり暖かさが伝わって来ました。今回の講座を開催して下さった委員会の方々には大変感謝しております。
池上朝男
講師の羽生田由佳先生は、飯田市出身高遠町在住、武蔵野美大・代々木造形・イタリアフローレンス・京都造形芸大等にて美術全般を学び、デザイン絵画・舞台美術等など、現在は多方面に於いて活躍されております。このような経歴の先生より“パースの基本・目的・平面から立体へ・光と影・着色によるレタリングの表現”等が主テーマでした。
課題は、吉村順三氏の名作「軽井沢の山荘」。手書きの図面を使って、内装・外観パースを描くことでした。また、作成方法は視点・立点は自由とし、陰影・人・家具・植栽・小物等も描き、最後は着彩をし、最終日に提出することでした。
直ぐに取り組んだ方、私のように考えていて進まないメンバー等様々でした。そのうちに他の会員の描き方を横目に、先生からヒントを教えていただきながら平面 が立体となり、多少でも見られるパースになりました。講評会には、各自設定した視点・角度、どのようにイメージを持って取り組んだか感想など説明をしました。経験を積んでおられる方の作品は、実に素晴らしく説得力があり暖かさが伝わって来ました。今回の講座を開催して下さった委員会の方々には大変感謝しております。
池上朝男