青年女性委員会
令和5、6年度 委員紹介
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令和3年度 委員会活動
委員会紹介
活動報告
塗り壁勉強会(そのⅠ)
平成21年1月22日、塗り壁勉強会(そのⅠ)と題してリフォーム済の住宅と新しい工法による土 蔵(新築)の見学会を伊那市内にて行いました。これは女性部会発足時(十年程前?)からのテーマ「次世代の為に」の一環で、断熱材・塗装・木材に続き今回 は塗り壁について学ぼうという事になり、㈱三心さんのご協力を得て企画いたしました。
当日は前夜積もった雪が溶け出し湿度の高い日でしたが住宅の中は嫌な湿気が無く、またお施主さんがこの中古住宅を購入された当初は、ひどいカビに悩まされ たそうですが押入れや浴室の天井などにも珪藻土を塗ったところ、現在はカビひとつ生えていません。現在珪藻土などは既調合品が何種と販売されていてどれが 良いか迷いますが、ここで使用されている珪藻土や漆喰などは、自社にて海草を煮詰めて糊液を作り独自に調合し練り上げた完全な自社製品であり、既調合材よ り高い調湿効果が得られると大学教授によって科学的にも立証されたそうです。
土蔵は、昔ながらの工法に加え正面は立派なナマコ壁、裏になる部分は洗い出し仕上げにするなど新しい工法も取り入れ新築されており、伝統を守りながらも 現代にあわせ探求し続ける姿勢なども同時に学ばせていただきました。また土壁の中で使用する何種もの手作り竹釘や作業中の写真、土壁の効果について特集さ れたVTRなども見せていただき、有意義な勉強会となりました。
春には土蔵のリフォーム物件も始まるとの事で、タイミングさえ合えばタル巻きなど土塗りの工程も見学させてもらえるかもしれません、興味のある方は是非ご参加ください。
青年女性委員 花岡俊子
第22回青年・女性建築士の集いin木曽
地域実践活動報告の場で、我が上伊那支部は佐久間さんが発表者として壇上に上がりました。これまで行ってきた街並み探索や次世代へのための建築・建材の 研究などを紹介、新たに活動した土壁塗りへの挑戦や、白川郷への研修の成果などをまとめ、発表しました。とても楽しく活動していることが伝わってきた、良 い発表だったと思いました。これからも、楽しくより多くの人達と活動して行ければ、さらに良い発表ができるのではないかと思いました。
最優秀賞は諏訪支部で、小学校の中に児童と一緒に「足湯」を作るという、地域に密着したとても素晴らしい活動でした。発表の中にあった、写真の児童たちの笑顔がとても印象的でした。
諏訪支部は今年の関東ブロックの大会で長野県の代表として発表します。会場は茨城県水戸市です。諏訪支部の皆さんには是非頑張って欲しいと思います。
ところで、来年の関東ブロックの大会は長野県が会場です。松本市で開催の予定です。地元開催ですので、是非多くの会員の皆さんに参加して欲しいと思います。その場所で、上伊那支部の青年・女性委員会が発表している姿を期待したいと思います。
白川郷旅記 2010.01.16
厳しい自然と付合っていく地元の皆さんの伝統と文化を守る熱い心に、とても頭の下がる思いがしました。かつてから人々を悩ませてきた雪が、独特の建築技術を生み出し、その壁にはさまれた道を抜けた我々をすばらしい景色に誘ってくれたこと、ちょっとだけ皮肉に感じました。
(青年女性委員 福澤直樹)
関ブロ青年建築士協議会 茨城大会2010.06.25~26
テーマ:融合 −青年建築士のフュージョン−
平成22年6月25日(金)26日(土)関ブロ茨城大会へ、上伊那支部からは7名で参加してきました。関ブロとは関東甲信越建築士会ブロック会の略称で、 東京,千葉,埼玉,神奈川,茨城,栃木,群馬,山梨,長野,新潟で構成され、この1都9県が持ち回りで毎年1回,大会を開催しております。
私は今年、私用と日程がずれ、関ブロ初参加。関ブロは楽しい!との前評判、さらに翌年、平成23年関ブロは長野大会であり松本市で開催されるとあっては、 とても楽しみな関ブロ。7人ということもあり、長野県全体で行くバスツアーではなく、上伊那支部は私の愛車1台で向かうことになりました。
6月25日am6:45伊那IC集合~水戸南IC→am11:30水戸プラザホテル受付→am12:00全体会議→pm13:00第一分科会 →pm17:00全体会議Ⅱ→pm18:30大懇親会→pm20:30チェックイン→pm21:30長野県2次会→pm11:30特別ゲスト付で上伊那支 部3次会
6月26日am9:00弘道館見学→am10:00第4分科会(講演会)pm12:00→水戸南IC~桜土浦IC→pm13:40筑波宇宙センター見学ツアー→pm15:30桜土浦IC~伊那ICへ帰路→pm20:00頃解散
◆第1分科会 <地域実践活動発表>
ふれあい 〜地域にとけ合う建築士〜
各支部の各県代表となった青年女性委員会の活動内容のプレゼンの場。長野県代表は諏訪支部の「小学校足湯作り」。この発表は、諏訪市という温泉地において 地元小学校へ協力し、児童・保護者と一緒に、CADでの図面描き、基礎工事から墨付け、そして機械を使っての加工を建築士会が指導しつつ実際に児童に触れ させ、皆で作業をして足湯完成に至るまでの活動報告です。トップバッターでの発表、意地悪な質問も飛ぶ中、見事3位を受賞されました。
◆第4分科会<講演会> ガンダム大地に建つ
〜実物大ガンダムができるまで〜
お台場にあらわれた全高18mのロボット、ガンダム。現在は移動して静岡県にて披露されています。こちらは「工作物」として、建基法88条、施令138条 により確認申請、構造計算されているんですって。申請の内容は説明がありませんでしたが、よりリアルに作るための過程を、意匠面、構造面から解説してくだ さいました。徹底した事前荷物チェックで、携帯カメラなどを預け、ものものしい数のガードマンの見守る中での講演会。そして私が思う事は、著作権等の重要 さを、この警戒状態でしみじみと。
◆全体を通して・・・ 関ブロ、いろんな意味で刺激になります。分科会では建築士会としての活動への本気さ加減、懇親会では他県の人々との交流から建築士として仕事に対する意識の高さ。
来年は長野大会です。大懇親会で長野大会アピールもしてきました。上伊那からは1時間で行ける松本市。是非ともご参加くださいませ!
(辻井俊恵)