まちづくり委員会
令和5、6年度 委員紹介
委員長 下平 浩市
副委員長 白鳥 珠美
委 員 伊沢 善平
委 員 唐澤 寿
委 員 酒井 宏文
委 員 中原 岳彦
担当副支部長 下平 浩市
活動報告
伊那谷里山の現況と地域産材についての勉強会 -第3回-
2016-03-19
3月19日(土)に第3回の勉強会が行われました。
昨年10月・11月と行われてきたこの勉強会も3回目にしてまとめに入るかと思えば、さらに深まってしまったというのが実感です。
出席してきて何だか森林そして木材を見る目も変わってきたように思えます。
「世界で唯一木がありすぎて森が荒廃している国日本」・・・その中でも上伊那はトップレベルの森林地帯と言われているようです。
だからといって何か即効性のある対策が思い浮かぶ訳ではないのですが・・・。
森林の伐採に携わる方、森林の有効活用促進に尽力されている方、製材をされている方それぞれの思いや考えに触れ意見交換してきたことは大変勉強になりました。
考えれば考えるほどとてもハードルの高い、でも意外と一番身近なテーマなのかもしれません。
こうした企画を組んで頂いた委員長をはじめ関わって頂いた方に感謝致します。
今回は特に有賀製材所の会長・社長さまには大変お世話になりました。
製材の作業、ストックの現場等見せて頂き貴重な体験をさせてもらいました。
これからもこの企画あと少し続くようです。
私も家庭、仕事の悩みが山積していますが、「森林国日本」の将来の悩みを皆さんも一緒に悩んでみませんか?
金澤 直樹
伊那谷里山の現況と地域産材についての勉強会 -第2回-
2015-11-23
社会貢献・建築活動委員会主催第2回「伊那谷里山の現況と地域産材の利用について」の勉強会が11月23日㈪に開催されました。
「西箕輪薪の会」の森林整備の現場を林業士の金井渓一郎氏の案内と解説で視察し、士会員のみならず一般からも参加いただき晩秋の森で和やかな学びの場となりました。
地域の産業として根付かせるために間伐材の選定、切断、搬出方法その他諸々の工夫や、補助金なしで収支を成り立たせることの取組・課題などを現場の説明を通して知ることができました。
建築部材を伐採現場で吟味し指定することについて林業の側では応えられる体制にあることをより多くの建築士・住宅業界関係者に周知されるべきと感じました。
森林資源というお宝を豊富に抱えたまま活かしていない現況の改善について引続き次回以降の勉強会で考えたいと思います。
有賀 忠幸
伊那谷里山の現況と地域産材についての勉強会 -第1回-
2015-10-03
10月3日(土)社会貢献員会・建築活動員会主催による『伊那谷里山の現況と地域産材の利用についての勉強会・第1回』が開催されました。
当日は申し訳無いくらいの行楽日和のなか屋内での勉強会でしたが、多くの方に参加頂きました。
第1部 前半は長野県林務部の千代様に講演頂き、その昔当たり前だった木の暮らし・木の文化の再生を切り口に県産材の利用普及についての取組み・支援の現況を伺いました。
後半は林業士の金井様に「伊那谷の山林とその施業の現状」と題し、上伊那で建築される木造住宅は地域材で賄うことが可能と具体的な実数値を示し説得力のある講演を頂きました。
第2部は全員参加での意見交換会が行われ、講師の方々・地産材を利用する木工家・製材所の方等専門職の方を交え、地元での地産材利用・循環について意見が交わされました。
川上から川下へ各域に係わる人と材のネットワーク仕組みづくりに大きな括りと小さな繋がり両面の必要性を感じました。
繋がりこそが顔の見える木材としての流通。
建築を担う私たちの関わり・役割が重要と痛感するところです。地域材の利用・地場流通が大きくなれば地元にお金が循環し、里山も元気なるチャンスと考えます。
勉強会は今後地域材の流れに合わせ川上より川下へ向け進めてまいります。
是非 今後とも注目・参加いただければと思います。
<予告> 第2回勉強会 平成27年11月23日(祝)
「地元里山の現況を観て学ぶフィールドワーク勉強会」
西箕輪薪の会が実施する山作業の現場へお邪魔し、里山の現況・整備(間伐)と必要性について観て学ぶ機会にしたいと思います。
倉田 政人
衣食住探訪 ー安曇野ー
2010-11-14
一昨年、社会貢献委員会の『衣食住探訪』の第一弾として陶芸教室、戸隠そば打ち体験が行われ今年4月には木曽のそばをテーマに”陶芸体験(器作り)“を行い、翌月5月、木曽福島に出向きそば打ちを行い、つくった蕎麦ちょこでそれを食すという体験をしてきました。
今回は『衣食住探訪in安曇野』と銘打ち、11月14日に、吹きガラス体験をメインに総勢20人にて安曇野へと向かいました。
「庭園そば処 みさと」にて 新蕎麦を食した後、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの企業内美術館である「IIDA・KAN」を見学しました。
この建物は槇文彦(まき・ふみ ひこ)氏の設計による非常に洗練されたフォルムを持つ印象深い建物で、内部には日本を代表する独創的な彫刻家のひとり“飯田善國”の絵画作品が展示されて います。
建物も展示物も久しぶりに感銘を受けるものが見れた気がしました。
その後メインの“吹きガラス体験“を行いに「安曇野アートヒルズミュージアム」へと向かいました。
ショップにて目の保養だけさせていただき、工房へと場所 を移しました。
外の涼しさとは違い炉による熱で作業場は暑いくらいでした。
テレビ等で吹きガラスを作っているところは見た事はありましたが、実際体験するのは皆初めてであり、不安を胸に作るグラスの形、色模様となるガラスのチップを決め、一人一人制作に入りました・・・といっても何しろ素人。
しっかり若手作家のお兄さん、お姉さんに手取り足取り? で指導して頂きながら何とか形になりました。
制作した作品は、徐冷炉で冷やして完成となるため後日郵送というこ とでした。
どのような仕上がりになるのか楽しみでしたが、他の方の作品が見られないのが少し残念でした。
その後碌山美術館へと足をのばしました。
ツタが絡まる美術館に紅葉が映え、この季節ならではの雰囲気を醸し出していました。
日本の近代彫刻の扉を開いたと言われる”荻原守衛(碌山)”の作品を堪能し帰路へ向かいました。
“食欲の秋“と”芸術の秋“を両方満たしてもらった充実した一日となりました。
それぞれの体験を通し、その地域の食と文化に触れる良い機会ができたと思います。
是非来年度も企画してほしいと思います。
社会貢献委員会のみなさんありがとうございました。
堀内秀利
衣食住探訪 ー私感 2010秋ー
2010-09-05
情報広報委員長から、そろそろまじめに記事を書いてもらいたいとの仰せで今回書く事になりました。
9月5日に行われた陶芸体験で「衣食住探訪」も早1年経ちました。
今までこの活動はけんちくし上伊那NO.91・92で紹介されてきましたが、私は今回で2回目の参加となります。
すべて参加できてはいないのですが私感としてご報告したいと思っています。
「衣食住探訪」は社会貢献委員会の城倉委員長のもとで企画されている事業ですが、昨年9月よりスタートしました。
一言でいうと、「とにかくおもしろい」と思います。
委員長の熱意も感じ、私自身も本当にありがとうございますと言いたいと思っています。
以前この企画の趣旨は紹介されていましたが、(小澤輝洋氏・丸山幸弘氏・堀内秀利氏の記事参照)あらためて「ものを作る」という原点に立ち返るいい機会を与えてもらったように感じています。
私たちの住宅づくりでも忘れかけているものがここにあるのかな?
と思えるような気がしてなりません。
建築士会員の伸び悩みや理事の意識もなかなか共有できない部分もある中、こうしたものづくりを通じて陶芸クラブの方々や士会のご家族と交流 し、建築士会の活動そして人を知ってもらう。
また楽しさからコミュニケーションが生まれる。
こうした活動も城倉委員長の読みの中にあったのかとは思います があらためて考えさせられる思いがします。
最後に自分で作った器を眺めてつくづセンスのなさを感じつつ、情報広報委員長の作品を見て仲間がいたとホットしています。
(すみません・・・。)
追伸
城倉委員長は陶芸を始めて10年程になるようですが、曲線のきれいなすばらしい作品を作っていますが必見であります。
金澤直樹