情報・広報・HP部会
活動報告
『遺したいまちなか』 建築士ながの掲載
2022-03-10
国道153号線、入舟交差点の角、弁財天宮の脇に『天竜川舟着場』の史跡標柱が残っています。
江戸から明治、天竜川では川の西と東の行き来だけでなく、地域の大量輸送の役目を担う通船が盛んとなったようです。この船着場は、3つの街道の分岐点として、物資をここで船に積み込んで、下伊那地域へ運搬供給したようです。
そんな通船も、時代の流れとともに、伊那電気鉄道の敷設や荷馬車による運送が発達することで、その役割を終えて消えていったようです。
船の発着所は形としては残っていませんが、現在の「入舟」という町名に名を残しています。ここには伊那の飲み屋さんが多く集中しています。もう船が集まる場所ではありませんが、多くの人が集まってくる場所となっています。
D.K