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情報・広報・HP部会

活動報告

『まちかど美術館』 建築士ながの掲載

アンフォルメル中川村美術館
公式HPより引用
 くねくねと山道を抜け、ようやくたどりついた先に見えるのは、赤い角の生えたRCの壁。建築家、毛綱毅曠の設計の美術館である。

 近寄ってみると、横長の一枚ガラスの小さな受付。左手にトイレ棟とシンボルタワーを見つつ彫刻のある前庭を歩くと、先程とはうって変わり天井も壁もガラス張りのS造のエントランスホール。
 この一面のガラス越しには、雄大な中央アルプスと眼下に中川村の景色が広がる。
 が、さすがにこの季節は天井までガラス張りの小さな空間はきつく、そそくさと展示室へ。
 この美術館の展示テーマ「アンフォルメル」、すなわち不定形。美術館の形状そのものでもあるような、この不思議な形状の空間には細部をこだわりデザインされたディテールがちりばめられ、この中においても施主であった鈴木崧の作品等、非具象的な絵画が主張している。なんとも不思議な空間。

 その後、別棟の居住棟であった建物へ。
 居住棟であるためか先程と比べ無機質感は少なく、和室には建具の手掛けや丸窓の廻る障子、全開口できる障子の外の板戸にと、優しさを感じる凝ったディテールがみられた。
 抽象的な絵画を収蔵した主張の激しい尖った抽象的な建築物が、中川村の山奥の大自然の中でひっそりと、主張し溶け込む、アンフォルメルな不思議な時間と空間。
 皆様も是非。
 

399-3801

長野県上伊那郡中川村大草2124番地

電話:0265-88-2680

 
 辻井俊恵
公益社団法人
長野県建築士会 上伊那支部
〒396-8666
長野県伊那市荒井3497
伊那合同庁舎伊那建設事務所内
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FAX.0265-76-2136
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1.建築関係団体との連携
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