情報・広報・HP部会
活動報告
『地域自慢』 建築士ながの掲載
2020-02-10
南アルプスの山々と、日本最大級の断層である中央構造線が通る伊那市、飯田市から富士見町までのエリアは、2008年に日本ジオパーク(大地の公園)に認定されました。
南アルプスは3000mを超える山が13座もあります。仙丈ケ岳(3,033m)は、三つのカールを抱えた優美で緩やかな山容や、花畑が美しいことで“南アルプスの女王”と呼ばれています。
カール地形下方には氷河が運んだ岩くずがたまった三日月形のモレーンがあり、一年中氷河に閉ざされていた時代の記憶を今に伝えています。
また、北の主峰である甲斐駒ヶ岳(2,967m)は、地下でマグマが固まった花こう岩が隆起してできた山で、夏でも山肌が白く、雪があると見間違うほどです。
南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークには、雄大な山岳景観と豊かな自然、そして日本列島の土台を作った「プレートの沈み込み」よる様々な地形があります。
太古から積み重なった歴史に触れることができ、ここにしかない特別な感動を味わうことができます。
藤田めぐみ